今さら○○的な

旬な情報ではないかもだけど、今改めて書き起こしてみる

ドラム式洗濯乾燥機を分解掃除して以前の乾燥時間を取り戻す! 【日立 ビッグドラム BD-V7300】

ども。もんすぷです。(むむむです。)

 

僕のブログでまぁまぁ見てもらっているのが洗濯機関係記事何ですけど、もう一回り古い機種でもちょくちょく見てもらっています。(ホント、ありがとうございます。)

 

 

1年半前くらいにアップした記事で、洗濯機の乾燥経路を掃除したら、乾燥時間がメッチャ短くなったって話を覚えていますか?(もうそんなに経つんだな。)

 

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我が家の洗濯機はもう12年くらい経つんでそろそろ買い替えだろ的な劣化が心配されるくらいの老選手なんですけど、度重なる僕と日立サービスマンの修理によって、ドラムモーターと液晶操作パネルとメイン基板以外の電気・電子部品はリフレッシュ済みになっているんですよ。(くれぐれも日立製品の耐久性が悪いんじゃなくて、もんすぷ家の使い方がハード過ぎるんですからね。)

 

そりゃあ1日3回洗濯機をぶん回して乾燥も朝晩やってたら、5年以内に不具合出てもおかしくないですよね。(毎日3回以上回していて、ヒートリサイクル方式だから電気代が心配だ。)

 

さすがに異常に高い電気代請求がきた1月以降は乾燥モード使用の頻度を下げて部屋干しに変えたりしましたけど、まぁ電気代の高いこと高いこと。(冬はエアコンと洗濯機の電気代が上がりがちだな。)

 

 

で、最近また洗濯乾燥モードが4時間以内で終わらなくなってきたので、電気代ももったいないし、これも約1年半ぶりの10時間槽洗浄後に思い切って乾燥経路を掃除するために分解しました。

 

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このブログを参考にされて日立のビッグドラムの修理をされる方は、くれぐれも配線のショートや挟み込みをしないように気を付けていただき、パーツの脱着作業はあくまで自己責任で行ってください。本ウェブサイトに含まれる情報もしくは内容を利用することで直接・間接的に生じた損失に関し本サイトは一切責任を負わないものとします。

 

 

今回はパナの槽洗浄専用品ではなくて、市販の洗濯槽クリーナーで掃除したからか、あまり糸くずは出てきませんでしたね。(いや結構出てるって。)

 

いつもは縦型洗濯機用の洗濯槽クリーナーを使ってガッツリ糸くずを溶かし出していたんですが、

 

今回は家電量販店に行く暇がなかったので、近所のスーパーで買った洗濯槽クリーナーで槽洗浄しました。(メーカー品とは値段が10倍くらい違うんだよな…。)

 

 

で、10時間槽洗浄した最初の糸くずフィルターがコチラ。(もちろん洗浄前に糸くずフィルターは掃除してますよ。)

 

糸くずフィルターをキレイにしたら、洗濯機本体の掃除にかかりましょう!

 

 

今回使用した工具たちはコチラ!(あ、マイナスドライバーは使ってないです。)

 

もう僕のブログではおなじみのネジザウルス

 

最近加入した電ドラボール

 

今回の分解作業では、ドライバーの軸長が15cmくらいないといけないので、+2のロングビットを用意しましょう。

 

ピンセットはあったら使うかも程度でしたが、用意はしておいたほうが良いです。

 

頑固な糸くずがあった時のためのスクレーパー代わりのヘラです。

 

そしてクーラーは要らないけどやっぱり暑いからサーキュレーターと(ウチは扇風機持ってないんですよ。)

 

ドラム側にある噴水口掃除では必須の、当てる光の角度を変えられるライト(ヘッドマウントライトとかでも良いけどな。)

 

あとは、作業が単調でヒマだからSpotifyを流すためのBluetoothスピーカー(あれ?あのAnkerのやつは?)

 

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あれはたしかに良いスピーカーなんですけど、モニタースピーカー的なフラットでバランス良い鳴り方で、もう少しドンシャリ寄りの重低音があって、音楽を楽しめるスピーカーはやっぱり聞き慣れているSONYの音だなと思いまして。(多分本当のSONYの音はHG10とかのハイレゾモデルなんじゃないかな?)

 
同じくらいの筐体サイズなんですけど、Ankerはキレイな音、SONYのはちょっと高音抑えて低音厚めの音って感じで好みが分れますよね。
 
僕は作業中に音楽を聴いていて、たまに高音が耳障りになることがあるので、低音でノリノリになれる方を使う頻度が高くなっていることに気が付きましたよ。
 
 
あとは、ドラム内の掃除までやるって方はこういう板ラチェットハンドル型のドライバーがあった方が良いです。(これより低背のドライバーじゃないとドラム側面のネジが外せないよ。)

 
 
僕がVESSELの板ラチェットをオススメする理由は、スピードハンドルが付いているから。(あの黒い円盤のことね。)
 
コレがあると無いとでは、板ラチェットドライバーの使い勝手に雲泥の差が出ます。(回し始めはスピードハンドルが無いとイライラするもんな。)
 
あとは車の内張り剥がしがあると、糸くずで固着したパネルを傷付けずに外すのに便利です。(ホント、あった方が良いぞ!)

 
 
あと、今回のダークホース!この掃除ベラがあったから掃除時間が短縮できました!(ゴッソリ汚れを落とせるし、水を含ませて仕上げの汚れ落としたり、突起部分で汚れを削り落としたり出来て本当に便利だった!)

 

ちょっと商品名を覚えていないくらい昔に買った商品だからAmazonですら出てきませんでした。(残念だ。あったら買い足そうと思ったのに。)

 
 
洗濯機を分解する前にやることいえば、水浸しにしないようにホースを外すこと!(蛇口閉めて、桶とか用意して外そうな。)

 

もちろん洗濯ホースにはお買い得のウルトラファインバブル発生器を付けています。

 

最近はホースタイプではなくて、ライバル会社と同じように短いジョイントみたいな形状のものも発売しています。

 

ちなみに買った時の記事はコチラ。

 

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ここでせっかくホースを外したんなら蛇口を洗濯ホース専用に交換しませんか?

 

この蛇口の先の部分が専用品だったら、ネジの緩みで水漏れしたりすることが無くて良いですよ。(ウチの水栓は常に全開にしていますが水漏れトラブルありません。)

 

僕の家のは金属製より安い樹脂製を買いましたけど、この通り割れることなく使えています。

 

他人の目を気にするんだったら金属製の方が違和感ないと思いますけど、ウチは見栄えよりも実験的な意味で樹脂製が気になったので、過去記事のリンクで出しているSANEIの樹脂製を使っています。(10年以上持っているけど、樹脂が何年でダメになるか気になるもんな。)

 

 

 

分解の第一弾、ホースを外した後に掃除したいところ1番は給水口フィルターですね。

 

水道水中の鉄粉とかゴミがフィルターについてしまっているので、外して洗浄してしまいましょう。

 

指でつまめとか言ってますが、固くて外れないからネジザウルスを使って引っ張り出しました。

 

改めて鉄粉の多さにビックリです。(浄水器買いたくなるレベルだよな。)

 

フィルターに詰まっている鉄粉はタダでは落ちません。

 

どうしていいか分からなかったので、とりあえずカビキラーで還元反応とか起きないか放置しました。

 

ついでに乾燥フィルターと洗剤ケースを水洗いして干しておきます。(何回かに一度は乾燥フィルターを水洗いするって日立のサービスマンに教えてもらったからな。)

 

 

それでは洗濯機の外装パーツを取り外しましょう。(詳しくはコチラ。)

 

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15cmのロングビットが役に立つ写真だけあげときますか!

 

で、外装のネジを最低5個くらい外したらこんな感じにパーツを外せます。(ネジ無くされたりパーツ割れてるから正確な数字が分からん…。)

 

ここで外すネジはこの6ヶ所ですね。

 

一番左のネジはパーツの下に隠れているから、マグネットキャッチみたいにドライバーにネジがくっつくタイプのドライバーでネジを外した方が良いですよ。

 

外したらやっぱり糸くずが結構付いています。(写真にするとあんまり付着してないように見えるな。)

 

ドラム内部用の蓋も糸くずで閉まらなくなっています。(ここが直れば乾燥時間が短くなるはず。)

 

 

ここからどうするかというと、ひたすらフェルト状の糸くずを掃除機を使いながら吸い込んでいきます。(フェルト状になると引き剥がすのに苦労するんだよ。)

 

まずは糸くずフィルター側からスイコミノズルを突っ込んでいつもどおりの掃除から始めます。

 

ここまでページを読んでくれていてこの「灰色のホース」の存在が分からない、無くしてしまった日立ビッグドラムユーザーのために紹介しておきますね。

 

 

このブログ記事を書いている時点ではAmazon在庫は無くなっているので、Yahoo!ショッピング楽天市場で見てもらった方が良いかもしれません。

 

で、このスイコミノズルを挿して吸引しながら、乾燥経路の蓋を開いた方から隙間ブラシとかシリコンヘラとかで固着した糸くずを引き剥がします。(隙間ブラシがめちゃくちゃ役に立ったよ。)

 

ほぼ固着を引き剥がせたところ。(ココまで来たらブラシに水をつけてこするといいぞ。)

 

ドラム内開閉蓋もスイコミノズルで糸くずを吸い込んでしまいましょう。

 

てな感じで開閉蓋の周りもキレイになりました。

 

ここまでの作業なら慣れてきたら30分くらいで出来るんですけど、今回は掃除のついでに「あるパーツ」の選定に時間をかけてしまいました。

 

そのパーツとは?サービスマンに無くされたネジの代わり!(同じパーツは持ってなかったな。)

 

代替品は左側。ステンレスネジで同じ径をたまたま持っていたので、それを道具箱から出すのに時間がかかってしまった。(ネジ類をちゃんと一ヶ所にまとめて片付けていないからだろ。)

 

「グレーの鉄のアーチ」にねじ込むタイプと同じ形のネジを無くされていて、それだとミリ規格のネジだからM5かM4だったはず…ってな感じで、ミリ規格のトラスネジを探すのが一番時間がかかった…。

 

 

外装パーツたちを再び装着して、給水口フィルターの汚れ落ちを確認します。(全部は落ちなかったな。)

 

カビキラーで鉄粉を浮かせられると分かったので次回からもこの方法を使わせてもらおう。

 

 

乾燥経路の掃除が終わったら、ドラム内の掃除です。(槽洗浄するとここが詰まりやすいからな。)

 

槽洗浄したのに大量の糸くずが詰まってエラーが出ていた過去記事を参考に、糸くずが詰まっていないか確認しましょう。

 

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ココで板ラチェットドライバーが活躍します。(な、ギリギリの高さだろ?)

 

そして、何で内張り剥がしが必要か?

 

ここでネジを外しただけではパーツが取れないからなんです。(爪が割れそうになるくらい固いからな。)

 

以前はココにしこたま糸くずが詰まっていましたよ…。(今回は少ない方だよな。)

 

左右の放水スリットを掃除した後、以前の分解掃除でも掃除していなかった部分に手を付けます!(固着して引き剥がせなかったが、今回は外せたからな。)

 

右側の放水スリットの上にあるネジを2ヶ所外してから、ドラム内側から真っ直ぐドラム外側に向けて内張り剝がし等のプラパーツで押し出してみてください。(幅の細いパーツだと傷をつけてしまう可能性があるからプラ製内張り剥がしがオススメだ。)

 

かなり糸くずが固着しています。

 

風アイロンの出口だけあって、ゴムパッキンが溝にハマっています。(糸くずと一緒に捨てないようにな。)

 

これらのパーツを取り外しするときは、ドラム下側の穴にネジが入らないように対策しておいてくださいね。(オマエは隙間ブラシの柄で穴を塞いでいたな。)

 

放水スリットと風アイロン出口をキレイにしたところで、ドラム内に残っている糸くずも掃除機で吸い取ってから、最小の洗濯モードで空運転します。

 

僕は糸くずの取れ具合を確認したいから黒の靴下をネットに入れて洗ってみました。(放水スリットからの噴水の勢いが蘇ったな!)

 

洗濯が終了して糸くずフィルターを確認したら、微量ですがまた糸くずが付いていました。(糸くずは1面だけしか付いていないが、まぁある方だよな。)

 

この糸くずも除去して、また最小の洗濯モードで来ていた服を入れて洗濯しました。(今度はほとんど糸くずが付いていないな。)

 

ここまで見届けて今回の掃除は完了です。

 

 

標準の洗濯乾燥モードが洗濯物てんこ盛りのウチの場合は3時間55分て表示されることが多いんですが、最後の10分がなかなか10分で終わらなかったのが、この掃除の後は3時間55分より早く洗濯乾燥が終了するようになりました。(残り10分点滅がほとんど起こらずに急に残り3分てなるのは久しぶりだからな。)

 

時間より早く終わるようになったのは今までと違って11kgより1回の洗濯の量を減らしたことと、乾燥モードを「しっかり」にしなくなったからかもしれませんが、相変わらず洗濯洗剤量は9割表示が出ているから9kg以上は詰め込んでいる状態です。(しっかり乾燥をふつう乾燥に変えたのが良かったのかも。)

 

以前の乾燥経路の掃除直後はしっかり乾燥でなくてもバスタオルとか乾いていたんですけど、今年の春先頃では乾燥終了後の洗濯物がなんとなく湿気を帯びていたりするから、しっかり乾燥に戻していたんです。

 

でも今回の掃除によってまたふつう乾燥に戻せたから、洗濯時間が短くなりました!(だからといって1日3回の洗濯が少なくなるわけではない。)

 

夜中の間に晩の洗濯が終わってくれるから、朝の準備の時に「夜の洗濯乾燥がまだ終わっていない」っていうストレスから解放されますわ。

 

みなさんもドラム式洗濯乾燥機(特にヒートリサイクル方式ね。)の乾燥時間が長いと思ったら、乾燥経路の糸くず付着を疑った方が良いですよ。(分解掃除の自信が無かったら、購入店舗とかでメンテナンスの相談をしましょう。)

 

 

ではでは。