ども。もんすぷです。(むむむです。)
前回に引き続き日立のビッグドラムを修理した作業記録をお届けします。
なお、前回も警告したんですが、
このブログを参考にされて日立のビッグドラムの修理をされる方は、くれぐれも配線のショートや挟み込みをしないように気を付けていただき、パーツの脱着作業はあくまで自己責任で行ってください。本ウェブサイトに含まれる情報もしくは内容を利用することで直接・間接的に生じた損失に関し本サイトは一切責任を負わないものとします。
よろしくお願いします。
前回の記事をご覧になられた方たちは早く分解した情報が欲しいだろうと思って、頑張って第2弾でまとめましたよ。
軽く前回のおさらいします?
(オッス、オラむむむ。とんでもねー洗濯機のエラーに逢って、オラ燃えてるんだ!)
何だコイツ?!C02からF17に変わってやがる!?
コイツは想像以上にきつそうだぞ!(ああ、ワクワクすんな!)
(てか何で引用?+俺のコメントが某サイヤ人みたいになってるんだよ?!)え?だって僕ベジータの方が好きだし。
…。ブログに戻ろう。
とりあえず、超久しぶりの洗濯機の槽洗浄をやったら、フェルトになるくらいの大量の糸くず発生に悩まされた挙句、排水エラーが発生しました。
洗濯槽クリーナーをもう一回投入して槽洗浄することで排水エラーは克服したものの、今度は循環ポンプに負荷がかかって止まるを繰り返し、ついにはF17のポンプ異常エラーが発生して今に至る。(なんだ普通にあらすじ説明できるんじゃん。)
本当に大量の糸くずが発生していて、よく今まで洗濯できてたよね?!って感じなくらい出てくるんですよ。
なんかもう○○モールに遊びに行ったときにいきなりフラッシュモブ発生に遭遇して周りのみんなも踊り出して、えっナニナニコレいつから仕込んでたのよ!?ってビックリする感じ。(全然例えが上手くないっスわー。)
まぁ、僕らの焦り様はやっぱ過去記事見てくださいってことで。(今回はちゃんとあらすじになってたと思うがな。)
それでは洗濯機の問題部分まで分解するぞ!
いよいよビッグドラム最下層へ突入だな。調査隊の諸君。私たちは人類を代表して君たちの成功を祈っている。…もんすぷ隊長、頼んだぞ。無事に使命を果たしてくれたまえ。(隊長て!アンタ誰や?!てかオマエも何様やねん。)
えー。糸くずフィルターの付け根に循環ポンプがあるので、今回は洗濯機のしたパネルを取り外していこうと思います。(それでビッグドラム最下層なのか…。)
したパネルはネジ2本と左右の爪3か所ずつで留まっています。
まずはネジを外していきましょうか!
ここのネジは2番ドライバーじゃないとネジの頭をナメてしまいますよ。(適切な道具を用意してから修理に臨むように!)
え?2番のドライバーて何ですかって?
日立のビッグドラム、特に僕も使ってるBD-V7300の分解をしようとするなら、柄の長い2番のプラスドライバーは必須ですぜ。(今回は天板パネルを外さないから、写真のヤツみたいに柄の短いヤツでも良いがな。)
これくらいのドライバーがあると天板パネルを外すときにも使えるので良いですよ。
ネジを外したら、左右の端に内張り剥がしを挿し込んで隙間を作り、パネルを下にずらす感じで引っ張りましょう。(内張り剥がしを挟まなくてもパネルを外せるかもしれないが、もんすぷは道具を使いました。)
内張り剝がしは車用のリムーバーを使いました。
エーモンのやつなら近所のイエローハットとかオートバックスとかホームセンターにもあると思います。
パネルはこんな感じで3か所の爪があります。
全部上を向いた爪なので、内張り剥がしを使わなくても下にずらす感じで引っ張ると取れるんじゃないかと思います。
ここまでくればもう少しです。
パネルを外したら、もう一枚パネルが留まってるので、上にずらして外しましょう。
循環ポンプに手を付ける前に、洗濯槽内にある残水を排出させましょう。(もんすぷの場合は前回ブログのように排水も詰まってたから、ちゃんとバケツも用意してあります。)
糸くずフィルターの下にバケツを用意してから、取り出してみましょう!
見てください!最初の槽洗浄後にもう5回以上糸くずフィルターの掃除をしたのにまだ糸くずがこびり付いてる!(F17で洗濯が途中で止まっていたから水も出てきました。)
糸くずフィルターを掃除して、残水の排出が確認出来たら、ネジを1か所外して洗濯機の基盤ユニットを浮かせます。(取り外しまでしなくても作業できるから、「浮かせる」って表現です。)
基盤ユニットは配線がきつめに敷設してあるので、糸くずフィルターの左側にあるアースネジとか結束バンドを本体金属ステーから外しておいた方が良いです。
で、こんな感じに基盤ユニットを浮かせられたら、問題の循環ポンプが見えてくるわけですよ。
ここからちょっと暗い場所にドライバーを入れないといけないので、LEDライトと柄の短いドライバーが必要になります。
LEDライトはしっかり照らせて角度も変化させられるこういうのがおすすめですよ。(もんすぷの写真に写り込んでるヤツです。)
次はドライバーですね。
ドライバーは柄の短いモデルでさらに手が届かない可能性があるので、僕の場合はラチェットドライバーを使いました。(ビットはどこで買ったのか…。覚えてないな。)
このラチェットは結構色々な場面で役に立ってる。(ビットは無くしたから他のビットを使ってるけどな。)
今回の作業空間が狭いから板ラチェットがオススメだけど、手が奥まで入るって人はミニドライバでも良いと思います。
でもビットはちょっと柄の長いヤツが良いと思いますよ。
ドライバがプラス2じゃないような気がするんで、ホームセンターとかで探してみた方が良いかも。
で、循環ポンプにアクセスするためには3か所の固定ネジを外す必要があります。
場所は大体こんな所です。
①は糸くずフィルターの左あたり、②は循環ポンプの奥側の付け根あたり、一番簡単に分かるのは③のネジくらいですかね。(手探りでネジを脱着するならピックアップツールも持っておいた方が良いぞ。)
こういう、先端がマグネットでくっついて柄を伸ばしたり曲げたりできるのがピックアップツールです。(DAISOとかでも売ってるよ。)
今回の洗濯機に使われているネジは磁石にくっつくネジなので、安くても良いからピックアップツールは一つ持っていた方が安心です。
ネジを3か所外したら糸くずフィルターが動かせるようになるので、黒いゴムホースを2本外しましょう。(どっちがどっちに挿さっていたか、写真撮ったりして記憶しておけよ!)
黒いホースを外したら、循環ポンプが下になるように糸くずフィルターを傾けましょう。
循環ポンプはネジ1つで固定されていて、ネジを外した後にポンプユニットを矢印のように回転させると外せます。
循環ポンプを外すと、そこには結構な量の糸くずの塊が出てきました!(今写ってるのはその一部やで。)
循環ポンプにこんなごっつい塊が邪魔してたら、そりゃあポンプが途中で止まっちゃいますわねー。
とりあえず塊を全部取り除き、糸くずフィルターに伸びる経路の糸くずも割りばしで摘まんで取り除きました。
循環ポンプを装着し直して、糸くずフィルターの中を覗いたところ。
いろいろ元に戻すときに忘れがちな場所は、
1.排水ホースを固定爪にかけておくこと
2.黒い2本のホースをしっかり装着すること
3.糸くずフィルターのネジ締め3か所ともゴムブッシュをちゃんと挟めてること
4.黒い電源配線が固定爪に入ったり、無理なく敷設されていること
(色々ありすぎるから、いちいち取り外す前に写真を撮っておくことをオススメするぞ。)
洗濯槽に循環ポンプからの水が放水されない問題を解決する
ココまでの作業で循環ポンプが強制的に止まってしまってF17エラーが出てしまう問題は解決したと思います。
あと違和感があったのは、洗濯中に洗濯槽内に2ヵ所ほど循環ポンプからの水が放水される場所があるんですけど、そこから水が出ない部分を確認していきたいと思います。
洗濯中に放水されるのはこのスリットからです。(プラスドライバーで留まってるみたいだな。)
プラスドライバーを外して蓋を外そうとしたんですけど、糸くずで固着して堅かったので、先ほど登場した内張り剝がしを使って外しました。
そうしたらこんなところにも糸くずが!!
もう一方の放水口を確認したらやっぱりここにも糸くずが!
ラチェットドライバーでネジを外して、内張り剥がしでカバーを外して、割りばしで糸くずをズルズル引きずり出してあげました。(つまようじは小さい隙間のスリットとかの糸くずを取るのに使ったぞ。)
放水口もキレイになったように見えます。
コレだけ糸くずを出した時点で放水口が復旧したように見えたので、放水口のカバーを付け直して、仮運転してみます。
写真がキレイに撮れてませんが、放水口から循環ポンプからの水が勢い良く出ています。(循環ポンプも強制停止しないし、コレで大丈夫だろ。)
ドラム下のパネルを全部付け直して、念のため1回目の洗い運転が終わるまで洗濯コースを見届けてから、家族に勝利宣言を下します!(良かった。コレでコインランドリーに行かなくて済んだわ。)
全てを終えて
長文お付き合いいただきありがとうございました。
今回の敗因は、洗濯機の使用頻度がすごく多いにも関わらず槽洗浄コースを長期間していなかったことでした。
こまめに槽洗浄3時間コースを回しておけばこんなことにはならなかったでしょう。(でも月1で回すのはコスパが悪いよなー。)
ウチの使用回数が一日2回以上だから、他の家庭よりも槽洗浄の間隔を短くしないといけないんでしょうね。
でも、今回の作業で循環ポンプがそんなに難しくない位置にあることが分かったので、やっぱり1年に一回槽洗浄11時間コースでやるかもしれません。(そこは間を取って半年に1回11時間コースにしない?)
今回の分解清掃で、洗濯水の通る場所にかなり糸くずが残っていました。
ということは、ウチの洗濯機の乾燥モードの実行時間が長い理由は、乾燥経路に糸くずが残っていることが原因かもしれません。(あくまで仮説ね。)
今回は年末大掃除特集ってことで、次回、乾燥経路にも手を出していこうかと思います。
今回、糸くずを徹底的に取り除いたおかげで、洗濯中の洗濯槽への放水の量が増えたことが収穫でした。(サービスマンを呼ばなくてもC02とF17が対処出来たのもデカいね。)
みなさんも久しぶりに洗濯槽クリーナーを使う時は、使った後の洗濯機の故障に気を付けてくださいね。(ただの糸くず詰まりなだけかもしれませんよ。)
ではでは。