今さら○○的な

旬な情報ではないかもだけど、今改めて書き起こしてみる

ビッグドラムの乾燥経路(フィルターの奥)を掃除したら、乾燥時間がメッチャ短くなった件 【日立 ビッグドラム BD-V7300】

ども。もんすぷです。(むむむです。)

 

前回、前々回は大掃除にちなんで洗濯機の分解清掃をお伝えしました。(いや、あれは槽洗浄で大量の糸くずが発生したから直したって記事だったわ。)

 

www.imasaratekina.com

 

エラーコードC02はよく見るんじゃないかと思いますが(いや、見ないだろ普通は。)、F17なんて10年経って初めて見ましたよ。

 

もうね、2年前に循環ポンプのモーター交換した時だってF17のエラーコードも音声案内も聞いたこと無かったんですから!

 

www.imasaratekina.com

 

今回は大掃除特集第3弾で乾燥経路に詰まった糸くずを取り除いた記録をアップします。

 

このブログを参考にされて日立のビッグドラムの修理をされる方は、くれぐれも配線のショートや挟み込みをしないように気を付けていただき、パーツの脱着作業はあくまで自己責任で行ってください。本ウェブサイトに含まれる情報もしくは内容を利用することで直接・間接的に生じた損失に関し本サイトは一切責任を負わないものとします。

 

 

 

我が家の洗濯機の洗濯乾燥の時間はメチャクチャ長いんです

早いもので我が家のビッグドラムは購入してから10年が経過しました。

 

東日本大震災の影響で、洗濯機を注文してから家に届くまで1ヶ月くらい待たされましたよ。(もうね、新車買ってる感覚だったわ。)

 

5年間の家電量販店の延長保証がありましたけど、ドアが開かなくなったり、異音がしたり、何回か日立のサービスマンに分解修理をしてもらっている商品です。(運が悪かったのか、地震の影響で製造部品の精度にばらつきが出てしまっていたのか。)

 

洗濯10kg、乾燥6kgのビッグドラム、当時はけっこうな大きさの洗濯機だったと思いますが、今では洗濯12kg、乾燥7kgのものも出てきているので、近頃の家はなんて広い洗濯スペースを持ってるんだと驚きを隠し得ません。

 

で、乾燥が6kgにもかかわらず、我が家は洗濯容量ギリギリの10kg近くの洗濯物を投入して洗濯・乾燥モードを使っています。(推奨しません。真似してたら電気代ヤバいことになるよ。)

 

みなさんは絶対真似しないでください。(ヒーター式乾燥って言ってみればずっとドライヤー回してるのと同じだからな。時間がかかるほど電気代が…。)

 

でも、我が家ではこれくらい詰め込まないと何回も洗濯してしまう羽目になるから仕方なくやってるんです。(そう言い聞かせるしかない状態。)

 

そんなにいっぱいに詰め込んでも、風アイロンがなんとかシワが付きにくく乾かしてくれるから、つい甘えていっぱい入れちゃうんですよね。(さすがビッグドラム。)

 

で、いつも乾燥時間が「残り10分」からカウントダウンしてくれずに、結局乾燥が6時間とか回ってしまっていたりするんですよ。

 

乾燥モードで回せない洗濯物と合わせて1日2回は回ってたから、ウチの洗濯機の寿命はあまり長くはないだろうと思っていました。

 

でも、何回か分解修理はやったけど、ドラムのメインモーターと乾燥モーターは交換無く、なんだかんだで10年やってこれましたね。

 

 

それでも、乾燥時間が普通3時間から4時間のところを6時間以上かけて乾燥してるのが気になっていたんですよ。(最後にサービスマンが来た時に「乾燥音がちょっと大きい」と言われたのも気になってた。)

 

乾燥フィルターは毎回掃除してるし、たまに掃除ノズルの「スイコミ」を使って乾燥フィルターの奥だって掃除機で吸ってるんですけど、今回の糸くず事件で気になることがありました。

 

 

大量の糸くずはもしかして乾燥経路にも逃げ込んでいるのでは?

前回記録をアップした、大量の糸くずを取り除いてウチの斜めドラム式洗濯機君がかなりキレイになったことでちょっと疑問が浮かんできました。

 

循環ポンプ周りを掃除したときに、物凄い量の糸くずが出てきたってことは、もしかして乾燥経路にも糸くずが逃げ込んでるんじゃないか?って思ったんです。

 

 

循環ポンプの掃除は、ビッグドラム下パネルを外す作業なので、内張り剝がしみたいな器具が要りますが、今回の乾燥経路の掃除には「柄の長い2番ドライバー」があれば作業可能です。

 

 

柄の長いドライバーが用意出来たところで、パネルの外し方の予習をオススメしますよ。

 

ちゃんと天板パネルを外していく説明をしているのはコレ

 

www.imasaratekina.com

 

 

作業開始の前に洗濯機の水回りを止めておこう

過去記事でもやってましたけど、洗濯機に給水するためのホースに水が残っていると、今からやる作業中にホースの水が流れ出て床を濡らしてしまいます。

 

あらかじめホースの水抜きをしておけば、床を水浸しにして家族に怒られることが防げますので、必ずやっておきましょう。

 

f:id:mhspltn:20211128114046j:plain

まずは洗濯機に給水する水栓を締めておきましょうか。(洗濯ホースがきちっと接続できるように我が家の水栓のニップルは交換済みなのだ。)

 

そう、我が家の洗濯機のために、水栓用のニップルをコレに交換して、水漏れとかが起こりにくいようにしています。

 

さらに、東芝のZABOON(ザブーン)のように「ウルトラファインバブル洗浄できる洗濯機」になるようにアタッチメントホースを接続しています。(市販のナノバブル発生器の中ではかなり安い部類の商品なのだ。)

 

洗濯機本体には影響がない部品構成だから、こういった作業をするときにも影響がありません。(保証修理とかで、サービスマンを呼ぶときにはサッと取り外しておけるしな。)いや、何なら給水ホースの延長ホースにしか見えないからバレないと思います!

 

とりあえず洗濯ホースを外して残水を洗面器とかに受けておきましょう。

f:id:mhspltn:20211128114259j:plain

 

洗濯機の給水口の、ゴミフィルターを確認して、ゴミが付着していたら歯ブラシとかを裏から当てて掃除しておきましょう。(目が詰まってるとせっかくのウルトラファインバブルの水流に影響が出たら困るしな。)

f:id:mhspltn:20211128114936j:plain

汚い写真で申し訳ない。

 

ココと周辺を掃除した後に写真を撮ってしまうと、汚さが半減してしまうので敢えて素の状態で撮影しました。

 

 

天板パネルの取り外しは過去記事を参照してくれ

天板パネルはネジと爪で留まってます。

 

www.imasaratekina.com

上の過去記事を参考にして天板パネルを取っ払ったのがコレ。(サイドパネルが外れてるのは気にするな。)

f:id:mhspltn:20211128132604j:plain

 

久しぶりに作業して、サイドパネルも外すんだと勘違いしてやり過ぎちゃいました。

 

乾燥モーターを交換するためにはサイドパネルも取り外しが必要っぽいですけど、今回の作業にはサイドパネル脱着は不要です。

 

 

乾燥経路を掃除するためのダクトはここだ

天板パネルを取り除いたら、右奥のプラスティックダクトのカバーを外しにかかりましょう!(コレが乾燥経路だ。)

 

乾燥経路のカバーにはネジが何か所かありますが、分かりやすい場所ばかりなので、取り外していきましょう。

 

ただし、下写真のドライバーが立っている根元にもネジがあります。(無理やりカバーを外そうとしたらココのネジのせいで壊れたなんてことにならないようにな。)

f:id:mhspltn:20211128133112j:plain

 

配線が2種類くらいカバーの上を通ってて、そのままだと断線してしまうからコネクタを外してケーブルを避けておきましょう。

 

配線を避けてカバーのネジが全部外せたら乾燥経路にアクセスするためのカバーが外せます。(なんじゃこりゃあ!)

f:id:mhspltn:20211128133233j:plain

汚くて申し訳ありませんが、カバーを初めて開けた時にビックリするくらい糸くずがこびりついていました

 

この乾燥経路の中にある「乾燥フィルター側に抜ける通路」は、開閉式の蓋が付いているのですが、この糸くずのせいで蓋が締まり切っていませんでした。

 

こんな細い乾燥経路をどうやって掃除したかというと、先ほど出てきた通称「スイコミ」を使って、スイコミの吸気口を乾燥経路の4隅に向けて方向を変えながら奥まで突っ込んで吸い込みまくるという、ちょっとした力業で掃除してやりました。(掃除機にクリーンセンサーが付いていたから掃除してるって実感が出て良かったな。)

 

クリーンセンサー付きの掃除機なら、糸くずを吸い上げるたびに反応してくれるから、反応が無くなるまで吸いまくって、反応が無くなったら「スイコミ」の方向を変えてまた吸いまくって!って繰り返すだけでかなりの糸くずを吸い込めました!

 

 

あの汚い経路がメッチャキレイになりました

写真に撮ってみると、さすがに10年選手だけあって真っ白とまではいかないけれども、最初の写真に比べたらかなりキレイになりましたよ!

f:id:mhspltn:20211128134507j:plain

 

乾燥フィルターに向かう経路の開閉蓋もちゃんと締まるようになったし、乾燥フィルターとこのカバーの間の通路もクリーンセンサーが消えるまで掃除機で吸い込みまくりましたからね!

 

ここまで掃除機で糸くずが吸い込めるとメッチャ爽快ですよ。(薄いフェルト状の糸くずをボコボコ吸いあげてたもんな。)

 

 

洗濯機を元に戻して運転すると明らかな変化が!

掃除中の写真があまり残せていなくて、いきなり組み戻して作業完了になっちゃうんですが、BD-V7300の乾燥経路の掃除は思ったよりも簡単でした。

 

循環ポンプの掃除の方が、パネルの取り外し方が分からなくて難しかったけど、今回のは天板パネルを外したらほぼ乾燥経路が見えてたから、低い脚立のような道具があるか、洗濯機の裏側に回って作業ができる環境ならすぐに実践できますよ!

 

 

組み戻していつものように10kg近くの洗濯物を入れて、洗濯・乾燥モードで洗濯をしても、乾燥時間が4時間以内くらいで終わってくれるようになりました!

 

具体的には、残り時間が表示されたものから30分以内で終了出来るようになりました!(いつもはここからさらに2時間は堅かったのに!)

 

乾燥モーターの音は相変わらず大きいですけど、乾燥時間が劇的に短くなったのは我が家には相当なプラスです!(ヒーター式乾燥で時間が短いってことは電気代に直結するからね!)

 

 

もしBD-V7300のユーザーで、乾燥に物凄く時間がかかるようになっている方がいらっしゃるようでしたら、日立のサービスマンを呼ぶかD.I.Yで乾燥経路の清掃をしてみると良いかもしれません。(槽洗浄だけではここまで乾燥時間が短くなることはなかったですから!)

 

くれぐれもD.I.Yでやられる際には自己責任でお願いしますね。

 

 

ではでは。