ども。もんすぷです。
前回の洗濯機の給水弁の交換記事を1記事で終わらせておきたかったんですけど、僕のブログにしてはボリュームがありすぎて記事にするのに時間が掛かりすぎるので、2回に分けさせてもらいました。
前編は上の記事になります。
このブログを参考にされて日立のビッグドラムの修理をされる方は、くれぐれも配線のショートや挟み込みをしないように気を付けていただき、パーツの脱着作業はあくまで自己責任で行ってください。本ウェブサイトに含まれる情報もしくは内容を利用することで直接・間接的に生じた損失に関し本サイトは一切責任を負わないものとします。
給水弁にアクセスするまでに色んなパネル外しが必要になったので大変でした。
後編の今回は、給水弁の取り出しからラストまで記事にしていきます。
グレーの鉄のアーチ外しから洗剤入れの部屋外しまで
前回の記事の作業のおかげで、これで洗剤入れの部屋の隣の管を外せます。
まずはツメを外します。
そこから横にスライドさせて管を引き抜きます。
ここから洗剤入れの部屋を引き抜きたいところですが、部屋の下側が何かにくっついている感じがしたので、上蓋だけ外すことにしました。
上蓋はネジ4ヶ所で留まっています。これを給水弁から引き抜きながら外したら、給水弁の上2つがフリーになります。
洗剤入れの部屋で水流が出る穴の大きさに違いがあることを初めて知りました。
ここが詰まっていないので、やっぱり給水弁の交換が必要なんだと。(あと少しに見えるな。)
給水弁の取り外し
給水弁を持ち上げたところです。
吐水口を正面にして左側の電極をフリーにします。
順番は上から、赤、青です。(こういう時、作業写真を残しておくと安心だな。)
カプラーを持って引き抜いたら簡単に抜けます。
吐水口を正面にして右側の電極もフリーにします。
順番は、上から黄、白です。
ここで問題が発生しました。
給水弁には下の2つの吐水口に謎のホースが接続されているのですが、経年劣化で固着して外れません。(ここが一番心が折れたな。)
抜け防止のリングを外しても、全然ホースが抜けない、動かない!
どーしたもんかねー…。と腰を降ろした時に…、ありましたよ良い道具が!
困ったときの「ネジザウルス」!
モノを摘まむ力がずば抜けているので、ナメたネジの皿を摘まんで回すことが出来ちゃう商品です。僕の修理作業ではかなりの頻度で出現します。
摘まむ力も回す力も入れやすいように様々な工夫が凝らされています。
普通のペンチとかと違って管を掴んで回せるようになっていたので助かりました。
ネジザウルスで摘まんでねじり回してなんとか取れました!…てかコレ何?!粘土みたいなのがくっついている…。(臭いは無いけど触りたくないな。)
変な粘土?にはビックリしましたが、ネジザウルスのおかげで勢いが付いて謎の管2つを楽に外すことが出来ました。
本当は、謎の管も1本付属していたので交換したかったけど、こんなに固着しているから、間違った管を抜いてしまった場合、差し戻してもちゃんと元に戻らない恐れがあるので、今回は給水弁だけを交換する方針に切り替えました。(これでも時間が掛かったねぇ。)
上が新品、下が今まで使用していた給水弁です。
やっぱり変な粘土?が気になって仕方ありません。
新しい給水弁を接続してから、元あったように部品を戻していきます。
8年の差か、給水弁が白過ぎて浮いちゃいます。
ここまで戻せたら、あと少しって感じで勇気というか妙なテンションが出てきますよね!(こういう時にデカイ失敗しやすいから気を付けろよ!)
やはり一番面倒だったのは、グレーの鉄のアーチを戻すときのドラム姿勢制御用サスペンションです。
2方向からのバネを引っ掛けるのでちょっと大変でした。
分解するよりは元に戻す方が早かったと思っていましたが、結局1時間は組み戻しに掛かっていた感じです。(組み戻しの時は写真撮る頻度減ったのにね。)
ドキドキの動作確認
ちゃんと給水弁のカプラーだって撮影した画像を確認しながら挿し直したし、これで動かないはずはない!ってことで、また「すすぎ1回」で回してみましょう!
まずは粉末洗剤区画と液体洗剤区画に水流がちゃんと出ていることが確認できました。
とりあえず今まで通りの動きはしていることが確認できて良かったです。
そして、問題のラスト5分間の給水で…
吐水音が聞こえました!
ちゃんと矢印の部分に水流が確認できます!(いや~良かったな。)
ここに水流があるということは、ちゃんと柔軟剤区画に吐水されて、もう洗濯後に柔軟剤が残ることはないでしょう!
今回、普通の家電と同じ感じで分解していて気づきましたが、水回り系の家電だと給排水の系統が固着して脱着に苦労するということが分かりました。
また、日立のドラム式洗濯乾燥機はヒートポンプ式ではないので、温風というより熱風で乾燥する機能付きだから熱を持つので、樹脂パーツへのダメージが凄い(ということにしておこう。)から、分解するときはある種の勇気が必要になることが分かりました。
自分に身に覚えのない、樹脂パーツの割れとかを連続で目の当たりにするショックを受けたくないなら、おとなしく日立のサービスマンを呼んでよろしくお任せコースにしておいた方が精神的安定と自分の時間が守られます。(物足りなさと出費は必要だがな。)
今回の作業記録が自分への備忘録だけでなく、みなさんの分解修理の参考になれば幸いです。(これでやっとナノバブール取り付けられるな。)
ではでは。