ども。もんすぷです。(むむむです。)
やってしまいましたよ、中古ですけどついにHDR600ディスプレイに手を出してしまいました…。(ホント、オマエは衝動買いで身を亡ぼすタイプだよな。)
有名レビュアーさんたちみたいに正しい目や正しい耳を持っていないし、こんなマイナーなブログですから、単におっさんが今さら的なタイミングでモニターを買い漁っているように映ってしまいますよね…。(ホント、コイツの買い物レビューは案件とかレンタルじゃないからね。)
ワタクシのブログは独断と偏見と絶妙なタイミングで出会った僕好みのガジェットをたまに変な親戚(オマエが言うか…。)とでちゃんと自腹買いしてテキトーに使ってブログのネタにしてるだけですから!(ホント、買って満足して、有効活用してない感じがするんだよな。)
あ、案件をいただくのが嫌いだなんて毛頭ありませんよ!ダメなとこも言っちゃうしこんなテキトーなレビューで良ければやってみたい気はするんですけど、今は仕事が忙しくて期日を守れない可能性が高いってのと、返却するのがメンドイのでよっぽどの案件出ないと手を出さないと思います。(まぁ、そもそも案件なんて来るようなブログではないんだがな。)
さあ、HDR600MonitorのABCD問題でおなじみ(いや、ソレ言ってるのオマエだけだから。)、「M」ことMSIのHDR600ディスプレイと言えばコレ!MPG321UR-QDです。
量子ドットLEDのLCDモニターとしてかなりの有名選手、あとはリモコンがあれば文句なしの製品だった(これは切実な願いだ。)32インチ4K144Hzモニターが、ドット不良なし、画面傷なし、本体傷ほとんどなしの極上のコンディションで中古屋に売っていたので買ってしまいました!(…お前が衝動買いして良い金額を超えてるぞ…。)
最初は思ってた値段より安かったからOptix MPG321QRF-QDじゃないのか?!と迷ったんですけど(それだと4Kモニターじゃないからな。)、ディスプレイ裏を確認してちゃんとMPG321UR-QDだったから、本当に極上コンディションなのかHDMI接続でささっと多分4Kじゃないだろ的な画面を見せてもらって即決でしたよ!(デカイモニターは需要が少ないんだろうか?)
ここで、せっかちなアナタのために、MPG321UR-QDを使ってみての良い点・悪い点を書いておきます。
良い点
・とにかく発色が鮮やか。M32Uでもキレイ!と思っていたが、それ以上にキレイ!(写真家とかプロユースの方の意見だと色の正確性は?らしいがな。)
・明るい!メチャクチャ明るいのに薄暗いのもM32Uより表現出来ている!
・ディスプレイのON/OFFが本体右下のボタンで出来る。(M32Uはジョグダイヤル長押しだったからこういった専用ボタンの方が楽だよな。)
・有線マウス用にマウスバンジー(右利き左利き両方対応)が付いてくる!(オマエはゲームしないし無線マウスだから使わないけど。)
・ディスプレイ裏面がLEDで光る!(自他含めディスプレイ裏側なんて見せないから使わないけど。)
・周囲の明るさに合わせて輝度修正出来るセンサーが付いている。(使わないけど。)
・ノイズキャンセリングマイクがモニター下部に付いている。(使わないけど。)
・コンサートLIVEのBlu-Rayとか見た時に色鮮やかだから非日常を味わえる。(もんすぷの主観です。)
悪い点
・新品購入時のレシート?購入証明書?が無いとメーカーが修理を受け付けてくれないらしい。(ホントに直せないから中古で買う時は覚悟が必要。)
・USBポートが今さら全て2.0な所。(M32Uは3.0だったからね。)
・ジョグスティックは位置含めGIGABYTE M32Uの方が操作性が良い。(もんすぷ的には。)
・ヘッドホン出力の音量調整が無くて困った。(コレは常時ゲーミングヘッドホンユーザーかAVアンプ使っる人でないとCSゲーム人にはツラい。)
・眩しい!輝度とコントラストの調整必須。
・ローカルディミングがエッジライト(短冊)式だから光漏れみたいなのを感じる。(直下型でエリア分割式だったらもっと値段が高いだろうな。)
・リモコンが欲しい!画面裏に手を伸ばすのがメンドイ。
・発熱がM32Uよりもあるから何年持つのか中古で買った身としてはちょっと心配。
リモコンが欲しい!って僕の嘆きは、画面キャプチャーとかで「ゲームとPCを同時に起動している人」限定の悩みな気はしますが、入力自動切替だけじゃ満足しない瞬間がある人には分かってもらえる部分だと思います!
以前僕が買った4K144HzモニターであるM32Uは僕の大好きなGIGABYTEさんのモニターでして、DisplayHDR400のモニターだったから、HDR600モニターのABCD問題には入っていなかったんですよ。(好きって理由だけで手を出したから結局余計な出費になってるじゃん。)
あの時はHDR400モニターだったけれども、あれも普段よりも安く手に入るチャンスだったし、GIGABYTEならビックリするような低クオリティに引っかかることも無いだろうと思って飛び込んだんですけどね。(でも上を見てしまうと戻れなくなるんじゃないか?)
M32Uよりも市場価格が高いだけあって、見た目の高級感にも気を使っている感じです。
モニター裏はヘアライン仕上げとカーボン調の柄の構成で、今まで使ってきたディスプレイと比べてとても高級感があります。(ジョグスティックが結構下にあるからGIGABYTE慣れしていると戸惑いそうだ。)
ヘアライン仕上げとカーボン調の境にLEDで色んな色に光らせるゾーンがありまして、裏面を見せる置き方をされているご家庭には雰囲気を出せて良いと思います。(まぁ、もんすぷは使うことありませんが。)
ディスプレイスタンドはM32Uと同じくモニター角度と高さを変更出来るタイプの者でした。(VESAマウントの所もヘアライン仕上げにしてくれているんだな。)
ディスプレイスタンドはGIGABYTE M32UではV字型だったからそんなに場所を取っているイメージがありませんでしたが、このMSIのMPG321UR-QDのスタンドは幅約30cm、ディスプレイ面からの奥行き約7.5cmがべったりスタンドエリアになっちゃうからちょっと机が狭くなった感じがしますね。
テープが貼ってあったからパーツが脱落しているのかと心配しましたけど、傷防止フィルムを剥いでいないってだけで一安心。(スタンドとして機能していれば使用者には見えない場所なんだから気にするなよ。)
ディスプレイとスタンドの接続は半分爪、半分VESAネジで留めるっていうタイプ。(でもちゃんと残り2個のVESAネジもモニターに付けたままで取り付け可能なんだ。)
インターフェース的には、モニター裏下側にメインのDP、HDMIポートがあり、USB Type-Cも接続可能でした。(コレでスマホ充電も出来るんだそうな。)
ここであり得ないのが、新品なら10万円越えのモニターを買っているにも関わらず、USBHUBが2.0なんですよ!(上の画像の左側の3つの正方形のコネクタがUSB-B(2.0)だもんね。)
KVM機能として使うんではなくて、USB3.0HUBとしてM32Uでも使っていたUSBポートがまさかの2.0仕様だったのでちょっと崩れ落ちそうになりましたよ。
電源は好き嫌いの分かれるところですが、このディスプレイは内蔵電源タイプのため、3Pinのコンセントプラグケーブルを接続します。(もんすぷは内蔵電源タイプが好きです。)
やっぱりACアダプタタイプよりも内蔵電源タイプの方がOAタップやデスク周りがスッキリするので僕は好きですね。
モニター裏、表から見て左側面にはUSB2.0ポート2つとマイク、ヘッドホン出力があります。(スリムベゼルだからココに接続すると目立つんだよな。)
みなさん、HDR400からHDR600になったことでどれだけディスプレイ環境が良くなったか試したいとは思いませんか?
ということで、HDR600の凄さを見て見たくて、Windowsストアアプリの「DisplayHDR test」をパソコンにインストールして見た目を確認しました。
気になる画質はちもろぐさんが言っていたとおり、HDR400とHDR600では全然表現力が違いました(汗(やっぱりHDR600からがHDRを感じられるディスプレイのようです。)
気のせいだったら嫌なので、周りをちょっと暗くして、タブレットアームで固定したiPad Pro(10.5インチ)でテスト画面の様子を録画しちゃいました。(アプリ進行中の明暗とかテスト柄の表示でいちいちピントがずれて、全部の画像が出せないのが悔しいよ。)
そうしたら、白の眩しさ、赤の鮮やかさ、暗い部分の表示、カラーグラデーションの細かさがM32UよりもMPG321UR-QDの方が良かったんですよ。(値段からして妥当な結果だろ。)
所詮過去モデルのiPad Proのムービーモードなのでカメラの性能はアレですけど、ムービーで撮っている画面以上に実物を見るとHDRアプリの結果がM32UとMPG321UR-QDでは差が歴然でした!
M32Uの黒(左の上二つは黒くて枠の境界が分からなかったな。)
MPG321UR-QDの黒(ムービーモードだから色味は気にせず、枠外の黒表現と左上から2番目を見比べてくれ。)
M32UよりもMPG321UR-QDの方が黒の解像度が格段に増えたため、明るくて暗くての画面がM32Uよりも細かく表示されます。
M32Uのグラデーション
MPG321UR-QDのグラデーション(色味はiPad Proのカメラのせいだから。テストの時は眩しい白だったぞ。)
上下でグラデーションにあまり変化が無いと思ったでしょ?
下の画面はちょっとピントがずれるから画面を拡大したりしているので、下の画像の方が大きい=グラデーションの始まりが手前に見えるからそんなに変わってなく見えるんですよ。(肉眼で見た時は黒のグラデーションの始まりが結構奥だったもんな。)
こんな感じでHDRテストアプリで結構な表現差が出ていることが分かったので、ソッコーでメインディスプレイをこのMPG321UR-QDに変更してしまったんで、また部屋の模様替えが必要になっちゃいました。(もう結構身動き取れない状態なんだがな。)
サブディスプレイはこのブログで紹介したもののほかにも古いEIZOのとかあって、今でも複数ディスプレイ環境ではあるんです。でもサブが24インチだったから、追加で32インチを置くように配置されていないんですよ。(サブ32インチを置く隙間もないけどね。)
贅沢な悩みですがMPG321UR-QDとM32Uのディスプレイレイアウトが決まるまで、画面に傷が付いたら嫌だし悲しいので、M32Uは一旦段ボール箱に片付けてしまいました。(机の上を整理しないとさすがに32インチのディスプレイを2枚並べられないからね。)
当時は想像できなかったであろう、今やGIGABYTEの27インチ曲面ディスプレイが遠征用のディスプレイだから、M32Uを別部屋運用にしたいところですけど、作業部屋で常用するイメージを付けておかないと家族に取られてしまいそうなのでサブディスプレイとして使う用に手元に残しておきたい!(しっかし32インチ2枚は場所取るだろーに。)
まぁこのMPG321UR-QDもHDR600モニターとはいえ、ちょっと得意不得意があるみたいでして、色の表現はやっぱり鮮やかの一言なんですけど、応答速度がちょっと怪しいらしいんですよ。
僕の感覚的なテキトーレビューよりも、エビデンスを用いてしっかりと理論的に説明されている上記のサイトを見ていただけると一目瞭然。
ちょっと意外だったんですけど、パネルがLG製ではないようで、動画解像度がお金かけた割に報われないって思うユーザーもいるのかもしれません。(同時期に出ていたASUSのPG32UQのパネルと同じかと思っていたがどうやらそのようだ。)
IPSディスプレイで短冊型ローカルディミング特有の光漏れなのかIPS液晶特有の光なのかが発生していて何故だかいまいち分かっていませんでしたが、上記のサイトで丁寧に説明されていたので納得できました。
それにしてもDisplayHDR600のモニターは、M…ABCD問題のD以外のメーカー価格が高い!高すぎる!!(特にCorsairね。)
Asusは発売当初に長期の在庫切れで何か深刻な問題でも発生していたのか?!ってなるくらい品切れだったし、Benqはリモコン付きでコスパ高いけどスピーカーは要らないからその分安くしてほしいってなって思うし、Corsairに至っては都市伝説化するくらい在庫というか、箱も見たことが無い。(Corsairは最近安くなってきたが、どれも近場のPCショップでは展示してなかったから本当に博打買いだったよ。)
その中でも、M、A、B、Cはどれも量子ドット技術をアピールしていて、パネルが同じかもしれないから本当は店頭で見比べてみたかった…。(地方在住者の宿命だな。)
で、Cの実機を見てみてから値段の差とリモコン装備で今でも購入できるであろうBを買うって算段だったんですけどね。(地方ではなかなかABCDの実機はお目にかかれんだろ。)
なぜかMPG321UR-QDのUSBHUB機能は他のABCDと違ってUSB2.0なんですよねー。(ココはHUBとして地味に便利に使っていたんだがな。)
しっかし中古とはいえ、M32Uの購入から半年もたたないうちにまた4Kディスプレイを買ってしまうとは…。(それはオレが言いたいわ。)
せっかくM32Uに合わせたゲーム・PC周りの環境を整えていたのに、MPG321UR-QDに変えたもんだから、モニターに付いているUSBハブ機能が3.0から2.0にグレードダウンして外付けHDDの接続方法に困っている感じです。(最近動画撮っていないし、実害はないんじゃね?)
しっかし、DisplayHDR600のポテンシャルがこんなに高いとは思わなかったので、やっぱり店頭で確認できる環境の人は一回実機を見た方が良いですよ!(スペック上の数値だけでは分からない部分もあるよね。)
みなさんも購入は計画的に!
ではでは。