ども。もんすぷです。(むむむです。)
今回は電子ドラムのパーツを交換して修理したって記録です。
今回の修理も純正パーツじゃなくて大陸製の互換パーツ?を使って修理しているので選定から作業まで自己責任でお願いしますね。
ドラムに興味を持った時、僕が若いころには高くて手が届かなかった電子ドラムが今ではYahoo!オークションとかメルカリとかで中古でそこそこの値段で手に入る時代になったんですねー。(ま、玉石混交でヤバイ商品も多いがな。)
で、ちょっと前にウチの家族でも「ドラムをやりたい!」って話が出たので電子ドラムをオークションやらフリマサイトで探して買ったんです。
結構出品価格が安いものに限って「ハイハットが動きません」っていうのが多くて、あんなペダルだけのハイハットで動かないってどーゆーこと?!って思っていました。
今回の経験をしていたら、もっと安くドラムセットを手に入れられてたかもと思うとちょっと悔しい(いや、訳アリ商品には手を出すもんじゃないよ。)
そうしたら、ウチの電子ドラムでも発生しちゃったんですよ!
症状的には、ハイハットのオープン・ハーフ・クローズが出来なくなって、音は出るんだけどペダル操作してもずっとオープン?クローズ?状態なんだそうな。(自分で状態を確認できないのがこんなにも歯痒いとは…。)
家族が使っている電子ドラムのハイハットなんですけど、いわゆる本物と同じ構造をしているわけではなく、キーボードのペダルみたいだなーって思ってはいたんです。(もう少しランクの高いエレドラだったらハイハットの形してるんだがな。)
防音マットとか敷いてドラムの音が周囲に漏れないように、ご近所さんに迷惑かけないように普段はヘッドホンを付けて電子ドラムで演奏してもらっているから、ハイハットの「普段の音」とか聞いたことが無いんですよね。
Rolandに修理に出すと、輸送代と作業代で新品を買えるくらいの修理代を請求されるって知り合いに言われたみたいで、近所にドラムセットまで置いている楽器屋が無いから「あとはヨロシク!」って頼まれてしまった…。(「こんなんでもブログのネタになるだろう!」って家族にも気を使われている次第…。)
でも、まぁまぁの期間使っているし、修理代が高いんなら買い替えでもするかなーって何気に価格を確認すると、単品でも結構高い値段だったりします。
とはいえ、ヤフオク!とかで中古を手に入れても同じような症状に遭う可能性が高いし、ここは得意の分解・パーツ交換でもやってみるかと思って作業に入りました。(ま、どうせ壊れてゴミになるんだったら、分解して故障の原因を知るのも良いことだよな。)
このハイハットペダル、使われているネジはフツーの+2だから分解はラクショーにできますよ。
分解のオトモと言えばコレ!VESSELの電ドラボール!
ドライバーセット付きなら+1から+3のドライバーまで入っていて、イチから揃えるよりお得なんじゃないでしょうか?(+3なんて遭遇頻度が低いからこういう機会に揃えておくのも良いかもしれません。)
ネジが固着していなかったので電ドラボールでサッサと外して開けてビックリ!(なんかゴロゴロ動いている?!)
…。どうやら構造が分かりました。
フィルム状のセンサーシートをゴムで押さえつけた範囲でオープン、クローズ、ハーフを判断しているってことなんですね!(シンプルな機構だから直せるかもしれんな。)
ここで交換用のゴムパーツが売っているかどうか調べるんですけど、どうも大陸から仕入れて転売している感じのサイトしかヒットしないんですよね。
じゃあいっそ自分で取り寄せてしまえばいいじゃないか!(オマエも既にアリエクデビュー済みだもんな。)
ゴム部品とセンサーシートがセットになったものでも送料無料で2,100円くらいで手に入るショッパーがいましたし、それくらいの値段ならもしゴミが送られて来て失敗したとしても、最悪分解して捨てるかON/OFFスイッチを仕込んでハーフペダルが出来ないハイハットにするつもりだったから痛くありません。(みなさんはこんな思想になってはいけませんよ。)
もしくはコレを機に3Dプリンターを買って自作してしまうとか…。(イヤ!正常なパーツのスキャンが出来ないから止めておけ!!)
確かに!2千円くらいで修理が試せる環境で、今はこれ以外に作る必要があるモノが思い浮かばないし、今じゃないかも!!(そんなゴツイプリンター置く場所無いだろ。)
2,100円から4,500円くらいまで幅広い出品者がいる中で、僕が選んだのは送料無料で2,110の商品でした。(元々の部品と大きさが違うっぽいのでここまでのヒントで勘弁してください。)
ということで、AliExpressで注文して待つこと約3週間…。
あ、AliExpressは楽天リーベイツ経由で購入すると楽天ポイントが余計に入ってお得ですよ。(既に楽天会員でもリーベイツは初回登録が必要です。)
とかなんとかやってるうちに来ましたいつもの包装!(「良かった台湾なら…」ってちょっと安心している感じが既にアレだな…。)
センサーとゴムパーツと、何故かブラシまで付いてくる!(このブラシは何に使うんだろう??)
届いた商品が本当に使えるモノか確認するために、受け取り確認をする前に寸法を見ておきましょう。
ゴムパーツの根元部分は同一寸法でした。
先の部分はなんだか小さい感じがする…。(もしかして元のパーツよりも全長が短くないか??)
…なんだか不安になってきたのですぐに交換して使用感を確かめてみましょう!
ゴムパーツの方は入れ替えるのに特別な道具は必要なかったです。
センサーシートの方が、見比べた時は同じ寸法だと思ったんですけど、いざ交換すると穴の大きさが小さくてハマらない。(この時点で本当はFD-8用じゃないんじゃないかと思ってきている。)
しょうがないのでカッターで穴を拡大してどうにか貼り付けました。
センサーシートに付いているフィルム配線ですけど、コネクタからの脱着にはコツが要ります。(先にそれを説明しておけよ。)
まずは元々付いていたフィルム配線を外すときは、コネクタの両端を小さいマイナスドライバーか爪とかでスライドさせる必要があります。(下の写真のようになったらフィルム配線が抜けます。)
フィルム配線の脱着がやりにくいようだったら、矢印のジャックを止めている六角リングを外してしまいましょう。
モンキレンチを持っていなければ、ネジザウルスみたいなペンチで回しても良いと思います。(傷付けないように丁寧に作業すること!)
矢印の六角リングを緩めるとジャックの基盤が動かせるようになるので、作業しやすい角度に変えるか、ペダル本体から取り外して作業してしまいましょう。
こんな感じでフィルム配線の脱着をしないといけないので、作業のしやすい角度でやったほうが絶対に良いです。
ネジ締めして元通りになったは良いんですが、自分が使う道具じゃないのですぐに確認できないのがネック…。
後日家族に確認したんですけど、「踏む感覚は変わったけどとりあえず動いてる」って意味深なコメントをいただきました。(そこは「直ってるありがとう!」じゃないのか!?)
…。まぁ、修理成功ってことでブログにして良いんですよね??
今回の作業で感じましたが、このハイハットコントロールペダルのセンサーパーツは定期的にメンテに出すことが前提の「消耗部品」なのかもしれません。(分解するのが楽だったしね。)
Rolandの電子ドラムをお持ちの皆さんの中で、ペダルに異常が出た方が居らっしゃって参考になると幸いです。
ではでは。