ども。もんすぷです。(むむむです。)
最近我が家の引き戸の一つの動きが重くてちょっとイラっとしてたんです。
引き戸の周りの掃除をちょっとおろそかにしていたのが悪かったんでしょうね。(だって先月はちょっと忙しかったし。)
ちょうどブログで書くことが思いつかなかったし、作業記録を取ってブログにアップしようと思ったのが今回の話です。
引き戸のメンテナンスなんてちょっと面倒ですけど、ある道具を使えばちょっと時短で楽に作業が捗るので記録しておこうと思いました。
きっかけというか気になった症状
いつもはちゃんと最後まで手を添えてないと滑りすぎてちゃんと締まらないくらいスムースに動く引き戸君が、ここ1ヶ月はいつもより重くて滑りが悪い。
オマケに「キュルキュルキュル」って小さく異音が付いてくる次第。
引き戸に付いている「戸車」が経年劣化で軸がズレたのかな?って思ったのが作業のきっかけです。(「まだ使えるよね!?」って焦って確認してたんじゃなかったか?)
戸車ってのは引き戸の上下に2点ずつ付いている滑車みたいなパーツのことです。
形状は若干違っても、網戸とか雨戸とか引き戸の類には大体付いているパーツですね。
で、コイツがダメになっちゃったんじゃないかって思って確認したんですよ!
引き戸から戸車を外す
まずは引き戸をレールから外します。
レールから引き戸を外すには、引き戸を左右しっかり持ってから、上に引き上げて「下のレールから脱線させて」ちょっと下に戻しながら取り外します。
イメージが湧かないって?
ダイケンさんのHPに動画が載っているので参考にしてみてください。(床が傷付かないようにマットを敷くのは「確かに!」って思った。)
引き戸を取り外したら、上下端に付いてる戸車を取り外しましょう。(軽い汚れなら取り外さなくても掃除できるぞ。)
戸車には取り付け用のネジと調整用のネジがあるので、取り付け用のネジを外すようにしましょう!(記号とか文字の書いていないネジが取り付け用のネジだ。)
ウチの戸車のネジは2番のプラスドライバーでピッタリネジがハマりましたね。
ネジは結構長いんで気を抜かずに作業しましょうね。
戸車の確認と掃除を実行!
引き戸の上側に付いている戸車は2つとも滑車の回転やサスペンションに問題はありませんでした。(ココで破損が確認されたら部品交換しかないからな。)
引き戸の下側に付いている戸車は1つは滑車が回転しないくらい髪の毛が巻き付いていて、もう1つの滑車の方も髪の毛が巻き付いている状態だったので、まずはゴミを取り除くことから始めましょう。(目視では破損とかのぶっ壊れ症状は出てなかったな。)
面倒な作業ではありますが、糸状のゴミが滑車の軸に絡まると、戸車の動きが悪くなって引き戸が重く感じるようになるので、引き戸が重い場合はだいたい「糸状のゴミの絡まり」が原因です。
「絡まる」くらいだから取るのは結構面倒なんです。(大事なことは2度言ってる。)
だから楽をするために道具を使いましょう!
世間で有名なのはこれよりも「パイプユニッシュ」ですかね?
これらの薬剤って洗面所の排水パイプの詰まりを除去するのに使われることが多いですよね。
洗面所の排水パイプの詰まりも、原因は髪の毛に色んなモノが絡んで管路をふさいでることが多いんですよ。
だから、この薬剤で詰まりを溶かしてあげると詰まりが取れる=髪の毛とかの糸状のゴミもこのパイプユニッシュ系の薬剤で溶かして除去できるんです。
ということで戸車の滑車の軸にたっぷりパイプマンをかけて放置しました。(洗面所の排水パイプにも薬剤が流れて一石二鳥。)
パイプユニッシュよりもパイプマンの方が安く売ってたので試しに買ってたんですよ。
最初に8分くらい放置したんですけど、髪の毛が柔らかくなっただけであまり溶けてなかったので、洗い流したあとにもう一回15分追加で薬剤をかけてます。(薬剤をかけて15分は放置した方が良いってことで。)
15分程度置いた後に、水でしっかり薬剤を洗い流しましょう。(滑車の軸の近くにまだちょっと髪の毛が見えるな。)
僕の場合パイプマン2回でも髪の毛が一部残っていたので、ティッシュで滑車を拭き取る要領で、滑車を回しながら軸の近くに残ってる髪の毛を引っ張り出しました。(塊で汚れが引き出されてくるから、キッチンペーパーよりもティッシュの方が使い勝手が良かったよ。)
髪の毛とかのゴミを引っ張り出したら、滑車を手で回したり、軽く押し込んだりしてみて、戸車本来の動きに支障がないかどうか確認してみてください。(まだ引っかかる感じで滑車が回らないときはゴミが詰まってるぞ。)
※戸車のローラーに糸が絡まってしまっている場合は、パイプユニッシュでも溶けない可能性が高いので、「カッターナイフの刃」をローラーの軸というか付け根に当てながら糸くずを掻き出すように引き切りましょう。(糸くずがローラーの軸に巻き付いているから、それをカッターナイフで切ってほどいてやるイメージ。)
部屋が多少臭っても大丈夫な場合は、カッターナイフで大きな糸くずを取り除いた後に、ダメ押しで「カビキラー」をローラーの軸にかかるように吹きかけてやって、30分後にローラーを強く回転させながら水で洗い流すと、ローラーが軽く回るようになりますよ。
乾燥は必要だが直射日光に当ててはいけない!
戸車を洗ったら水気を飛ばすために乾燥作業に入ります。
普通なら天日干しで1時間くらい放置しておけばオッケーなんですけど、戸車みたいに重量を受けるくせにプラスティックが筐体に使われているようなパーツでは、直射日光や紫外線に晒して素材劣化を起こしてはマズイので、日陰干しをします。
でも、秋の少し肌寒い時に引き戸が無いままで部屋でどーやって数時間も過ごすんだ!とお怒りのかたもいらっしゃるでしょうから、ちょっと時短で乾かしてしまいましょう。
ずばり、エアーで水気を吹き飛ばしてから、30分くらいカラッとした外気が入る日陰で干しておくんです!(エアーでって簡単に言うけどさ。エアータンク持ってる家ほぼ無いだろ?)
自宅にエアータンクとか持ってるわけないだろ!って怒られそうなので、今回は市販のエアダスターを使って水気を飛ばしてみました!
これならホームセンターでも売ってますよね!(パソコン掃除する人は結構持ってたりするよね。)
これでブワーっと水分を吹き飛ばしてやったらすぐに乾きますよ!
乾いたら戸車を引き戸に取り付けましょう。
レールも掃除をしておこう
引き戸の戸車のメンテナンスが終わったら、元に戻す前にレールも掃除しておきましょう。
道具はティッシュ1枚とつまようじがあれば充分です。
ティッシュを折り重ねてレールの上に置いてから、つまようじでティッシュの上からレールの溝に沿って2~3往復スライドしてやるだけでこの写真のようにティッシュが真っ黒になるでしょう。(部屋の掃除をしてないまま撮影したので写真をボカしてます。)
引き戸を取り付け直して動作確認
ここまでキレイにメンテ出来たら、引き戸をレールに戻しましょう。
取り付け方法は取り外した時の反対の要領で、引き戸を両手で左右端を持って、上端を上のレールに接続した後に、引き戸を上に押し上げながら下のレールに乗るまで奥へスライドさせます。(引き戸を上に押し上げながら奥に押し込む感じかな。)
レールに乗ったと思ったら、引き戸を開閉させて異音・引っかかりなどがないか確認してください。(引っかかりがあったらまた掃除のやり直しかもな。)
おつかれさまでした。
以前のような軽やかな開け閉めを取り戻せました!
まだまだ建具には頑張ってもらわないと!(実家の建具は20年以上ノーメンテだもんな。)
みなさんも引き戸が重い!異音がする!ってときは業者を呼ぶ前にゴミが詰まってないか確認してみましょう!以外に簡単に自分で対処できるかもしれませんよ?
ではでは。