今さら○○的な

旬な情報ではないかもだけど、今改めて書き起こしてみる

パソコンディスプレイの黄ばみ取りはしんどいので黒色塗装しました 【アイ・オー・データ LCD-AD191XW2】

ども。もんすぷです。

 

天気が良い日に思いつくことと言えばプラスティックパーツの黄ばみ取りですよね。(洗濯とかお出かけとか、もっと他のこと考えるだろフツー。)

 

 

以前の記事で、日差しの強い日にエアコンのリモコンを漂白したことがあったんですけど、その記事でやったみたいにあるモノの黄ばみを取ってほしいと家族から相談がありました。

 

www.imasaratekina.com

 

何だろうかと確認してみると、そこに置いてあったのはコレ!

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…パソコンのディスプレイじゃん…。(確かに日焼けで黄ばんでるわ。)

 

土台はなんとか白さを保っていますけど、ディスプレイの枠は明らかに黄色い!

 

プラスティックパーツの漂白に必要なのは皆さんご存じワイドハイター。

 

 

ホームセンターで業務用の大容量タイプを買ってきたとしても、パソコンのディスプレイが丸々浸せるくらいのワイドハイターと容器を用意しようとしたら結構な出費を覚悟しなければいけません…。(ワイドハイターよりもディスプレイをカバーできる大きさの容器の方が高そうだな。)

 

ちょっと考えた結果、「そうだ、筐体が白だから黄ばみが目立つんだよ!今度は黒にしてみない??」って無理矢理説得して筐体の色を変えることにしました。(手元にあったツヤ有の黒でホントに良かったんだろうか?)

 

 

そうとなればまずはディスプレイの分解です。

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今回の分解ではプラスドライバーの1番と2番を使いました。(ほとんど2番だったけど、スピーカーを外すのに1番が必要だったよ。)

 

 

まずはディスプレイの土台のネジを外して、土台を2分割にします。(裏面で表面上見えるネジはすべて外すんだ。)

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ここからが大変な所なんですが、このディスプレイは枠のプラスティックが普通じゃ外れません。(爪は折れてもしょうがないって覚悟で行くしかないぞ。)

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ココからは、大型のカッターナイフの金属ベラの部分とマイナスドライバーを使って爪を外していきます。(ココで爪が折れるかどうかは運次第だと思う。)

 

 

傷がつきにくいのは大型カッターナイフの金属ベラ部分の方です。(こっちがオススメ。)

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2、3個爪が折れても枠の接合には問題はありませんが、部品が折れることに心理的に抵抗があるなら今回の作業はやらない方が良いと思います。(もんすぷは、このディスプレイは「10年以上前の骨とう品」だし、もう元は取ってるだろうから枠が少々壊れても気にしないよって心持ちでやっています。)

 

それくらい落ち着いてやっていても、こんな感じで爪を受けるパーツが折れてしまいます。(ゆっくりやったのに折れたし。)

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なんとか爪を外して液晶パネル部とプラスティックパーツを分離できました。(さすがに裏面は日焼けしてないな。)

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ここからスピーカーと基盤がネジ止めされているから外しておきましょう。

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基盤を外した後に出てくるスポンジとかボタンパーツはちょっと外せない感じだったのでそのままにしました。(スプレーするのは表面だけで裏面はする予定ないしな。)

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ディスプレイパネルと枠はさっきよりも簡単な爪でとまってるだけなので、さっきのカッターの金属ベラ部分やマイナスドライバーを使って爪を外してあげましょう。

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さぁ、これで塗装するパーツが基盤たちから分離できました。

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ここから塗装工程ですね!

 

黒スプレー塗装は1度じゃ終わらないので4時間くらい塗装作業の時間を確保しておくようにしましょう!(当たり前だけど雨の日にはやっちゃダメだぞ。)

 

あと、風通しのよい屋外で塗装作業をしてくださいね。(車とか隣の家の前とか、スプレー塗料が付着して弁償沙汰にならないように気を付けるんだぞ。

 

あと、塗装してから1時間以上放置しないといけないから、下に敷いた新聞や広告が飛んだりめくれたりしてせっかくスプレーした塗装物に影響が出ないように、敷物の4隅はちゃんと重石とかで押さえておきましょう!(1.5L~2Lのペットボトルに水を入れて重石にするのもアリだと思うぞ。)

 

 

プラスティック部分にカラースプレーと言えばタミヤスプレーですが、近所のホームセンターにはタミヤスプレーを置いているはずもなく、今回の作業では通常のラッカースプレーを使用しました。(できればツヤが無くてプラスティックに使用できるスプレーを選んだ方が良いと思います。)

 

塗装面に油分があったらいけないので、シリコンオフスプレーを吹いてキッチンペーパーで拭き上げました。

 

時間があったら塗装前にプラサフを一度かけてやってからスプレー塗装をしてあげた方が良いです。(でも急いでいたからもんすぷはそれをやっていません。)

 

 

塗装対象を直置きでスプレーすると地面とくっついてしまうので、汚れても良いペットボトルや卵の空きケースを使って地面から浮かせてスプレー塗装をします。

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上塗りは1時間後なので、1時間放っておきます。(表に出る部分を確実に黒くするためには最低2度塗りは必要だぞ。)

 

約1時間後に塗装しきれてない部分を探し、その部分を念入りに吹きかけながら全体に2度目のスプレー作業を行います。

 

2度目のスプレーから約1時間後に部屋に持って帰ってきたのがコチラ。(ツヤ有黒だから写真に撮るのが難しい…。)

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ここからバラした逆順で組み立てを行います。(爪が折れた部分も隙間なくくっついたから問題なし。)

 

出来ました!(写真ほど継ぎ目部分の白は目立たないよな。)

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パソコンに繋いでみてちゃんと画面表示がされていることが確認できました。(光沢パネルは写真撮るのが難しい…。)

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懸念していた電源ボタンとかの押しボタン部分ですが、固着することなく塗装できていました。(そのかわり、インジケーターランプが黒に塗られてしまって明かりが暗くなってしまったな。)

 

塗装するときはインジケーターランプ部分をマスキングすること!

 

 

いやーでもコレでワイドハイターEXをいっぱい買わなくて済んだわ。(浸けとく容器もね。)

 

急な相談で半日で作業をしたので、改善点は色々ありましたが、実用上は問題なく使用出来ているようです。(光沢パネルだから枠がツヤ有黒でも構わないらしい。)

 

もし、ディスプレイが非光沢だったら、枠の色は艶消し黒とかラバーブラックとかで室内光の反射を抑える色にすると目に優しいんじゃないかと思います。

 

みなさんも白いプラスティック製品はいつか黄ばむので、長年使うことが分かっているものは色物にした方が良いかもしれません。

 

 

ではでは。