今さら○○的な

旬な情報ではないかもだけど、今改めて書き起こしてみる

Nintendo Switchでヘッドホンジャックの接触不良を直した件 【Switchでヘッドホンが聞こえない】

ども。もんすぷです。(むむむです。)

 

前回Nintendo SwitchJoy-Conが認識されないのを直してあげてすぐに家族に言われたこと。

「ついでにヘッドホンも聞こえなくなったから直しておいて」

 

「わぁ!直してくれたんだありがとう!」じゃないんかい!!(ヘッドホンてJBLのアレか?)

 

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どうも事情を聞いてみると、あのJBLのヘッドホンと最近家族にあげたRAZERのヘッドホン両方で音が片方しか聞こえないことが多いというのです。(あ、まだ記事にしてないヤツ出てきた…。)

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直したヘッドホンがまた壊れた可能性は高いが、新しくあげたヘッドホンまで聞こえないとなると、Switchが故障している可能性が高い!Joy-Conレールの時と同じ論理ね。)

 

 

ということで、今回はSwitchのヘッドホンジャック(イヤホンジャック?何て呼べばいいんだ?)を交換せずに修理したって話を紹介します。

 

 

 

今回のは、Nintendo Switchでヘッドホンが聞こえない・マイクが入らないに対応する作業です。

 

Switchでヘッドホンが聞こえないときに、左右両方聞こえないのか、片方だけ聞こえないのかで対処が違ってくるかもしれません。

 

 

基本的に、ヘッドホンジャックが壊れるのは、「無理な抜き差し」をしたときだと思っています。(接点端子自体を変形させるのは稀だよな。)

 

ヘッドホンジャックにエアーダスターを吹き込ませて、溜まった埃を掻き出すだけで直ることだってありますから!(埃でイヤホンジャックが不完全に挿さるってことはあり得る。)

 

エアーダスターとかを使ってイヤホンジャックの埃を取ってみてもヘッドホンが聞こえないときに今回の方法を試してみてください。

 

 

工具の確認とか取り外し方とかは前回の記事を見てほしいです!

 

前回の工具に加えて、今回使った追加道具はコレ!

 

はんだごては必要です!(こて台もあった方が良いな。)

 

今回は400℃くらいの温度設定で作業したので、それくらいの温度設定が出来るはんだごてがあれば作業に困りません。

 

 

はんだはヘッドホンジャック周りをやるだけに、「音響部品用」をチョイスしています。

 

 

 

フラックスも必要です。

 

変な場所に「はんだ」が飛んだら配線ショートの可能性が高まります。

 

フラックスで作業場所の下地作りをしておけば、はんだが飛ぶ可能性が減ります。

 

 

はんだ吸い取り線があれば、今回の作業ではんだが余計な場所に飛んだものを回収できます。

 

今回の作業では失敗しなかったので不要でしたが、リカバリーする場合に備えて持っておいてください。(絶対失敗しないって保証はないからな。)

 

 

ということで、前回の記事を参考にSwitch本体の放熱カバーまで取り外して、基盤まで来たところです。(前回の使いまわし…。)

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Switchの基盤部で作業をするときは、必ずバッテリーの端子を抜いてからにしましょうね。

 

Switchのカバーの開け方は、過去記事を見てもらえると写真付きで作業記録があります。

 

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一番最初にカバーを開いた、レール端子の清掃の過去記事の方が詳しく書いたつもりです。

 

 

さて、カバーを開いてバッテリー端子を外したところに戻って来ましょう。

 

ここで、排気ファンの左上の黒いプラカバーを見てください。

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ここがSwitchのゲームカードのリーダー部とヘッドホンジャック部が付いている基盤です。(右上がヘッドホンジャック部ね。)

 

作業が面倒だ!という方は、このパーツをASSYで買い替えたら直ります。

 

 

でも、5千円以上するパーツなので、はんだごてを持っているなら、ヘッドホンジャック部だけ買ってはんだで付け替えをすれば2千円以内で交換できます。

 


任天堂Switch修理用 イヤフォンジャック・ソケット

でもでも!普通イヤホンジャックが壊れるなんて無いじゃないですか!

 

単にヘッドホン端子の抜き差しを繰り返したことで、ヘッドホンジャック部が基盤から外れかかってるってことも考えられますよね?(はんだクラックってやつ?)

 

だから今回の作業は、はんだを付け直してヘッドホンジャックの接触不良を直してしまおう!って企画です。

 

 

ということで、さっさとプラカバーを取り外してしまいましょうか!

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どの端子がヘッドセットのどのパーツに対応しているかは今回確認していませんが、ヘッドホン左が聞こえたり聞こえなかったりする場合は、このピンセットの先が示す部分のはんだが外れてしまっているからとみてよいでしょう!(ヘッドホン端子の先端が左+ってJBLの記事でやってたな。)

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ピンセットで指し示しているはんだポイントがヘッドホン左で、その上の4カ所のはんだポイントがマイク・ヘッドホン右・マイクアース・ヘッドホンアースなんじゃないだろうか?

 

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とりあえず、5点すべてのはんだポイントをもう一度はんだ付けするつもりでフラックスを塗っていきます。

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はんだごてを温めながら、はんだを準備!

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はんだごては400℃くらいになるようにFX600のダイヤルを回していました。

 

はんだポイントにコテを当てると、すぐにはんだが溶けてくれましたよ。

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ちょっと量が少なく見えたので、ほんの少しだけはんだを追加してあげました。(他の4点と比べると明らかにはんだの量が少なかったもんな。)

 

5か所の再はんだを終了させて、はんだが冷えたことを確認してから、カバープラスティックをネジ止めします。

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ここで、直ったかどうかを確認するために、いつものようにバッテリー端子を繋いで、排熱カバーを簡単に取り付けてからSwitchの電源を入れます。(これは仮組だからな。)

 

通常通り起動したのを確認してから、ヘッドホンにRAZERのヘッドホンを挿してみて、ヘッドホン左右から音が出ることを確認します。(今までは端子を揺らさないと音が出たり出なかったりしてたのが直ったぞ!)

 

ちゃんと音が鳴ることを確認したので、もう一度Switchの電源を落として、排熱カバーを開いて、ヒートパイプにCPUグリスを塗り直してあげましょう。

 

ここでヒートパイプに塗るおすすめグリスは某Youtuberさん監修のコレが良いんじゃないでしょうか?(オマエは今回もめんどくさがってMX-4すら使わなかったけどな。)

 

いやー、今回はSwitchが追加出費なく復活できて良かったですわ!

 

みなさんもNintendo Switchでヘッドホンを多用する場合ははんだ割れとかで音が聞こえなくなることがあるかもしれません。

 

そんな時はこういう感じで再はんだしてあげれば、またヘッドホンから音が聞こえるようになりますよ。

 

 

ではでは。