ども。もんすぷです。
みなさんモンハンライズはもうクリアしましたか?
2021年3月26日という、年度末の仕事がクソ忙しくてモンハン休暇なんて絶対取らせてもらえない時に発売してくれたこのソフト、僕も一応クリアさせていただきました。
実はこのソフトが発売する前に、プロコンを自分で修理しまして、その記録を今さらながらアップしようというのが今回の記事です。(相変わらず情報の鮮度が「今さら的な」感じだな。)
スプラトゥーン2モデルのプロコンですが、左のジョイスティックがおかしくなってしまって、上方向の入力が弱くなってしまいました。
今まではJoy-Conでゲームをしていたのですが、モンスターハンターを遊ぶとなると、絶対に力んでコントローラーをガチャガチャやっちゃうはずなので、Joy-Conの耐久力の無さを考えると、プロコンでやった方が絶対良い気がする!
…となったので、もう2年は経ってしまったのではないかという「今さら的な」状態ですが、過去に買ったパーツを使って今交換してしまおう!…とはんだごてを取った次第です。
まぁ、プロコンなんて3台あるからスプラモデルが使えないところで直ちに問題が出るわけじゃないんですけどね。(全部何かしら問題があるやつだろ。)
ボタンがちょっと引っかかるヤツとか、ジョイスティックの入力が弱いヤツとか、なんかバッテリーの持ちが悪いヤツとか…絶対モンハンでストレス感じてしまう!!
ということで、いつものあすか修繕堂さんのYoutubeでプロコン分解の予習をします。
こちらも修理道具を用意して作業に当たります。
今回の作業で便利だった道具はこちら
温度が可変出来るはんだごて
後で紹介する「あすかリムーバー」があれば普通のはんだごてでも大丈夫でしょうけど、スティックのユニットについているはんだを溶かすのにいつもより高温でないとダメでした。(普段のはんだ付け温度より高かったってこと。)
温度調節ダイヤルをこんなに高温まで回したのは初めてでしたよ。
はんだごて台
スイッチユニットを引きはがすRD01もどきを作ったときに、このコテ台のスリットがプロコンの基盤を固定するのに凄く役立ちました。
そうでなくても、高温のはんだごてを保持する台はあった方が良いです。
はんだ吸い取り線
スイッチユニットのはんだを吸い取るための銅編み線です。(もんすぷはHAKKOじゃなくて安いの使ってる。)
基盤に残ったはんだをキレイに吸い取るのにこの道具が無いと基盤掃除出来ません。
フラックス
はんだ付けしやすくするための道具っていう理解ですけど、コレを塗ったら確かにキレイにはんだ付けができます。(はんだを取るときも塗った方が良いかもな。)
プロコンの基盤はそんなに頻繁に開け閉めする部分ではないので、キチっとはんだ付けをするためにフラックスを使った方が良いです。
Joy-Conの修理キットに入っていた工具たち
これは正直どれでも良いんですけど、必要なのは「小さいプラスドライバー」と「カバー外しピック」と「ピンセット」なので、口コミとかで精度が良いと言われているものを使いましょう。(自前で上記の工具があるならそれを使った方が良いかもな。)
AmazonでJoy-Conのスティックは数社買って試しましたが、リーザ電子さんとMelelifeさんとKingtaiさんの出してるJoy-Conのジョイスティックはまともな商品だったので、それらの会社が販売するスティックの付属工具で良いかもしれません。(下の写真に写ってる工具はMelelifeさんのとこで買ったやつに付いてきた工具だったな。)
それでは作業に入りましょう。
まずはコントローラーの足の部分にある先端のネジを外します。(普通の小さいプラスドライバーで回せます。)
キャップを外してさらに銀色の小ねじを4か所外すとバッテリーが出てきます。
ここまでは楽勝ですね。(バッテリー交換しやすくしてくれてるんだろうな。)
ちょっと軸の長いプラスドライバーでバッテリー周りのネジを外します。
見えるネジ全部外したら、側面の隙間を広げてカバーを外します。
カバーを外すときに、リボンケーブルでカバーが基盤に繋がっているので、リボンケーブルを外しましょう。(ストッパーを起こすんだ。)
こんな感じで、ストッパーを起こせばリボンケーブルが基盤から外れます。
ジョイスティック部分のスイッチが見えたけどまだ道半分てところです。
インジケーターLED部分のプラパーツを止めるネジを外します。
これをUSB-TypeC端子側に一度スライドさせて、基盤に垂直に上げると外せます。
基盤のLEDの光をプラスティックパーツで導光する仕組みだったんですね!
さぁこれで基盤を外せると思いきや、振動用のモーターユニットを先に外さないといけません。
コントローラーの足にモーターユニットを押し出せる穴が開いているので、先があまりとがっていないピンセットで押し出します。
はい。右側のモーターユニットが浮いてくれました。
左右のモーターユニットを浮かせたところで、基盤を固定するネジを外していきます。
これで基盤が外せる!…と思いきや…
裏側にもう一枚基盤のちっちゃいのがあったー!(力いっぱい引きはがしてたら終わってたな。)
ここもネジを回して外します。
これで基盤がコントローラーカバーから外せました。
左が2年くらい前に交換用パーツで買ったスイッチユニット、右が調子の悪くなったスイッチユニットです。(確か、青い部分3Pinのユニットだけ交換したら直るって言ってたな。)
当時はどう交換したらよいか覚えていましたが、今は覚えていないからユニット丸ごと交換してしまいましょう!
…とはいったものの、14か所くらいはんだ付けされているパーツなので取り外しは困難極まること間違いなし!
そこで、あすか修繕堂さんの動画を元に取り外し補助パーツを作ります!
トイレットペーパーの芯を1/4ほどカットします。
洗濯ばさみに輪ゴムを通して…
芯の反対側につまようじで輪ゴムを止めたら出来上がり!
これで洗濯ばさみがスイッチユニットを引っ張り続けてくれて…ってアレ??
洗濯ばさみとユニットの相性が悪くて、引っ張り続けることが出来ない…。(クリップを持ってないから洗濯ばさみっていう考えが安直過ぎたな…。)
仕方ない…。スイッチユニットに直接輪ゴムを結び付けてやる!
こんな感じで輪ゴムを結び付けた後につまようじを使って引っ張れる環境を作りました。
あとは、つまようじをトイレットペーパーの芯にくぐらせて引っ張ります。
こんな感じで引っ張り環境が出来ました!(Hakkoのはんだごて台のスリットも使って基盤を固定出来たな。)
メチャクチャ時間がかかりましたけど、はんだ吸いを使ってはんだ除去しました。(こての温度をかなり高温にしないとはんだが溶けなかったな。)
作業効率を重視されるのであれば、あすか修繕堂さんのHPとかAmazonではんだリムーバー(はんだの融点を下げる材料)が売っているのでそれを使った方がサッと外せるかもしれません。
取ったどー!!
交換後のはんだ付け作業は、フラックスを使ってきっちりはんだを乗せましたよ。
結構時間がかかりましたけど、なんとか交換完了です!(やっぱりYoutubeみたいにスラスラやるのは無理だったな。)
ジョイスティック交換後のスプラモデルプロコンは快適です!(何で2年前にやってしまわなかったんだろうかってくらいに快適。)
ライズの発売日までは、発売日に仕事休んでゲーム三昧してやる!って意気込んでたけど、3月中旬あたりから仕事を休める雰囲気じゃなくなっちゃって、結局発売日に購入できなかったんですよね。
でも4月の中旬から始めて、なんとかゴールデンウィーク始まったあたりで真のラスボス?も倒せました。
みなさんも壊れて眠っているプロコンがあったら、この機会に修理してみませんか?
僕のセンサーモジュールは奇跡的にSwitchのキャリブレーションだけで補正が出来ましたけど、センサー自体の微修正が必要になるかもしれません。(やったらどうだ?と煽っておいて面倒な作業を言ってくるな。)
今プロコン用のセンサーモジュールは黄色いヤツが耐久性とかが良いらしいですよ。(それでもセンサーの微修正は必要だと思った方がよいな。)
センサーの微修正のやり方はあすか修繕堂さんのYoutubeで勉強できるし、8千円がゴミになるくらいなら、修理道具が揃っていれば、あと1,500円と自分の作業でプロコンが復活するかもしれませんよ。
センサーモジュールは例のごとくアタリ外れがすさまじいので、まともな業者を見つけられないようなら、おとなしく「あすか修繕堂」さんで購入するのが正しいかもしれませんね。
【黄色型】Dualshock / DualSense 共通スティック基板(サイコロ基板)2個セット
ではでは。