ども。もんすぷです。(むむむです。)
今回は、3年ぶりのドラム式洗濯機の給水弁交換作業記録をアップします。
このブログを参考にされて日立のビッグドラムの修理をされる方は、くれぐれも配線のショートや挟み込みをしないように気を付けていただき、パーツの脱着作業はあくまで自己責任で行ってください。本ウェブサイトに含まれる情報もしくは内容を利用することで直接・間接的に生じた損失に関し本サイトは一切責任を負わないものとします。
もし、上記の自己責任で部品交換をやろうとしているそこのBD-V7300オーナーのアナタ!
もう買ってから10年くらい経ってることだし、次回も洗濯機部品交換ネタの予定なので、次回記事も参考にしていただけたら幸いです。(次回も結構分解するから一気にやってしまうって言う手もある。)
きっかけは小さな変化から
最近、洗濯機から変なニオイがするようになってきまして、そういえば価格ドットコムとかでも洗濯機の不具合口コミで下水のニオイが上がってくるって書き込みを見たことあるなーって思ってたら、特徴的な症状が!
コレ、見覚えありませんか?
え?分からない?コレだけ拡大したら分かるでしょ!
初見の方はコチラをどうぞ!
そうです、あの洗濯後に柔軟剤が残る問題が再発してしまっています!
3年前の記事ってことは部品を交換してまだ3年しか経っていない!(でも最近まで1日2~3回洗濯してたから「5年以上分は使用出来た」とは言えないか?)
柔軟剤が残るのは今回の下水のニオイとは無関係だと最初は考えていたので、ニオイ問題が解決したら(というより忙しい年度末を乗り切ったら。)、ゆっくり作業時間が取れるからまた交換作業するかなーって思っていたんです。
下水臭いのは洗濯機の排水トラップが詰まってきているのかと思って、排水トラップを確認したんですけど、めっちゃキレイ!ニオイも上がってきていない!(じゃあなんでなんだよ!?)
これはそろそろ洗濯機の寿命かもしれないな…と思ってきたんですよ。
解決のヒントも小さな変化から
洗濯物にニオイが移ることは少なかったものの、下水のニオイが洗濯機から来るのが結構キツイ!(なんかイライラする!)
日立のQ&Aにも似たような質問がありますけど、設定を変更した覚えが無くて、水冷除湿方式のままなんですよねー。
以下、日立のヘルプ引用
日立のドラム式洗濯機の乾燥方法は、運転時に発生した熱を回収して乾燥時の温風に再利用する、ヒートリサイクル乾燥方式です。
この方式は乾燥時に発生した湿気を取り除くために、湿気を含んだ温風を排水口に排気します。
そのため、排水トラップ内にたまっていた水が一時的に無くなってしまうことがあります。
乾燥運転中や運転終了後、自動的に排水トラップに補給水を入れ、におい戻りを防ぐようにしていますが、においが気になる場合は以下をお試しください。
すべてをおこなっても改善しない場合は、お買い上げの販売店もしくは修理相談窓口に点検をご相談ください。
<<中略>>
2.除湿方式を「水冷除湿方式」に設定します。
排水トラップカバーをしっかり取り付けても改善されない場合は、「水冷除湿方式」に設定してください。
日立の修理相談窓口に電話をするべきか、家電量販店で新製品を買うべきか、悩みながら歯を磨いているときにあることに気が付きました。(今お金厳しいんだから洗濯機は買えないよ…。)
乾燥運転終了後にドラムを水冷していない!
日立のドラム式洗濯機をお使いのみなさんは知っていると思いますが、普段は乾燥運転を一時停止したり、乾燥運転が終わった時に、アツアツになったドラムを冷やすために、給水・注水音がします。
それが、ウチのビッグドラムで給水・注水音がしなくなってるんです!
アレ?っと思って、乾燥モードで10分くらい運転して一時停止してもやっぱり給水音がしない…。
もしかしたら乾燥運転中の注水による水冷除湿が出来なくなっているから、排水トラップの水位が下がってしまって下水のニオイが上がってきてしまってる?
乾燥中の注水を司るのもあの「給水弁」様の仕事なんじゃね?
柔軟剤が残るところからして給水弁様また逝っちゃった系?!
あのサイトに注文を!
給水弁を交換するのはまたあの作業が必要になりますよね。
あのグレーな鉄のバーを外すのに結構な手間がかかった記憶があるんですけど、今の僕にはあの道具が仲間になっているからネジ回しが怖くない!
給水弁ごときで日立のサービスマンを呼ぶのも嫌なので(ウチのエリアのサービスマンに頼むくらいなら自分でやった方がキレイに出来るって自信があるみたいです。)、あのサイトで部品を取り寄せて自分で交換してしまいましょう!
前回もこのサイトから部品を購入させてもらいましたし、何より家電の型番(今回のでいうとBD-V7300Lね。)で部品の買い方とかについての質問が出来ます!(関連部品一式で買わないといけないのか、パーツ単体で売っているのかが分かるぞ。)
ホームページに出てきていない交換部品も取り寄せ可能な場合があるようなので、ホームページに載っていない部品でも購入できるか相談してみると良いと思います。
で、給水弁を再び注文させていただきました!
あの時と同じ、「謎のホース」も1本付いてきてます。(あの時と違うのは部品の値段…。千円以上値上がりしてたわ!)
ちょっとしたインフレにビビりながらも、これで部品交換作業が出来るってもんですよ!
あの頃と同じ作業をやります!
まずは給水を止めて、洗濯機に残る水を出し切ります。(給水ホースの色が違うのはナノバブールを付けているから。)
今回の時短工具として、なんといっても電ドラボールに期待してますよ!
工具は写真にあるものと、フツーの+2の「柄の長い」ドライバーも用意しました。(固着したネジには電ドラボールじゃない方が良いからな。)
フツーの工具は柄の長いやつを持っておきましょう。(なぜ必要かは外装パネルを外すときに分かるよ。)
ネジザウルスは前回給水弁交換時も出番があったから僕には必須工具ですよ。
先日買った電ドラボールに150mmの交換ビットを付けていれば、洗濯機裏側のネジを外すのも電動で出来るから一応150mmロングビットも用意しました。(ま、150mmが必要な場所なんて4カ所くらいなもんなんだがね。)
なんやかんややってグレーな鉄のバーを外す手前まで来ました。(パネルとかの詳しい外し方は過去記事を見てね。)
過去も今回も苦戦したのは、グレーな鉄のバーを外す前の「2方向からのバネ」ですね。(外すのは簡単だが、取り付けるのが面倒だった。)
ここまで取り外しが出来たら作業完了まであと30分から1時間てところですかね。
給水弁を取り外すためには、洗剤入れの上カバーのネジを外す必要があります。(全部錆が出てるから電ドラボールは使わない方が良いぞ。)
ネジを外して上カバーを取ったら、給水弁の上2つの吐水口がフリーになるんです。(詳しい取り外し方は過去記事を見てね。)
今回は洗濯機の後ろ側に回れるように作業しているから、あの「謎のホース」の使用先が分かりました!
謎のパーツについて、根元は給水弁だから、ネジザウルスで回せば取れるんですけど、先っぽは樹脂パーツにくっついていて、経年で固着してるから外せる気がしない!(オマエヒートガンは持ってないし、今回もそのパーツを交換しなくて良いんでない?)
しょうがない!固着を剥がせそうにないから今回もステイで!!(とりあえず給水弁の配線パターンを写真撮っておこう!)
左側のコネクタ
右側のコネクタ
ということで、前回と同様ネジザウルスで下2つのホースを外して、新しい給水弁に取り替えます。
これで交換できる!(左が今の、右が新しいの。前回と違って撮影しながらでも早いぞ!)
新しい給水弁にはてっぺんのゴムパッキンが付いていないので、既存のてっぺんに付いている黒いゴムパッキンを移植してやりましょう。
新旧給水弁を並べてみましたが、今回は見た目は何も違いが分かりません。(前回は謎のドロドロがあったもんな。)
ここで給水弁の交換が終わったので、今まで分解してきた逆の順番で組み戻していく作業になります。
前面パネルを戻すときに、「ドア開ボタン」の効きが悪くならないようにネジを締めながら確認していってくださいね。(何も確認せずに一気に締めると、後でまた分解しないといけなくなるぞ。)
そうそう、前回のパネル外しでは記録していなかった部分で、「ドア開ボタン」まわりのパーツの写真を載せておきますね。
このパーツの周りにある白いパーツが取れてしまった時に、小さいバネをどうつけるか分からないって人がいるかもしれないので、こんな感じで取り付けました!って写真を載せときます。(もんすぷもパーツを落としてしまって、こういう感じで取り付け直ししました。)
で、グレーな鉄のバーをネジ締めしたら、例のバネを取り付けます。(ドラム前側のバネを先に付けて、ドラム後側のバネを「気合い」で付ける!)
それが出来たら、ホース2個をタイラップで止めるのも忘れないようにしましょう。
直ったかどうか、注水すすぎで運転してみる
パネルを戻して、給水弁がしっかり動作するか、「注水すすぎ」を1回のみで回してみます!(脱水は入れないこと。)
まずは粉・液体洗剤エリアに注水されていることが分かります。
すすぎの最後1~2分で柔軟剤エリアに注水が発生しました!(良かったな。直って良かった。)
あとは、乾燥モードで運転してみて10分くらい回したところで一時停止をしてみます。
これで、ドアロックが解除される前に注水音が聞こえたら、もう給水弁のせいで下水のニオイが上がってくるってことはありません!(排水トラップが詰まってたらダメだけどな。)
終わりに
3年ぶりの給水弁の交換作業は結構早く終わりました!(途中で横やりが入って中断したけど、撮影しながらの作業時間だけで言えば前回の2/3くらいかな。)
みなさんも洗濯ものが下水のニオイがする!ってときは、
1.まず、排水トラップの詰まりがないか確認する
2.排水トラップの掃除でも直らなければ乾燥運転の設定が水冷除湿になっているかを確認する
3.ドアロック解除前に注水音がしていなかったら給水弁を疑う
ってなかんじで、切り分けをしてみたら良いと思います。
あと、作業後に気が付いたんですけど、ネジを一時的に保管しておく場所に困るので、100均とかで売っている小物入れを活用した方が良いです!(途中で中断したときにどのネジをどこに使っていたか忘れて焦ったもんな。)
目指せ家電寿命10年はクリアしたんですけど、世界的な半導体不足が影響している今家電を買うのは「時期が悪い!」。
今度はPanasonicのドラム式洗濯機を買ってみたい、そう思わせる商品が発売されたんですけど、価格統制が取られているかのように各ショップとにかく高い!
そして、Panasonicだと交換部品を売ってくれるサイトがない、というか発見できないのでウチのブログのネタ的に厳しい(修理代よりもそっちかよ!?)
ということで、もう数年頑張ってもらうためにまだまだこのビッグドラムで記事を書かせていただく所存です。(ここまできたらあとはメインモーターと制御基板と操作パネルくらいしか交換部品を思いつかないぞ。)
ではでは。